pale blue girlfriend

Kenji Kobayashi Official Photo Diary
大切な人との日々を写真に残したい。孤独と喪失の狭間で僕が見つけた、一筋の淡いヒカリ。
写真をクリックすると拡大して表示します。(PCでの閲覧推奨)
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My Dearest Photomodel

 今日は7月7日、七夕ということで、僕の写真作品における織姫みたいな子のことを書こうと思う。

 

 6月の終わりに熊本へ行った。1年9ヵ月ぶり。

 ケイに逢った。1年3ヵ月ぶり。

 

 くるりを流しながらドライブして海へ向かった。前回行きたかったけど行けなかった場所。ところが目的地に到着する頃にはかなり強く雨が降っていて、海の水も茶色く濁っていた。生憎の天気である。僕は100円ショップで買ったカッパを着てみたけど大して役に立たなかった。カメラもレンズもびしょ濡れになった。

 

 

 人との関係に順位をつけるのはあまり好きじゃないし意味がないと思うけど、それでもやっぱり、ケイという子は僕にとって特別な被写体で、誰が一番のお気に入りの被写体なの?と訊かれたら僕は迷わずケイと答える。彼女との出逢いがなければ、写真家としての今の自分は居なかった。

 何を作りこむわけでも、何を演出するわけでもなく、僕はただケイに逢いたいから逢いに行って写真を撮る。僕はケイの恋人でも家族でもないけど、東京と熊本という距離を越えて、時間も労力も惜しまず、逢いに行く。晴れていても、雨降りでも、暑い日も、寒い日も、昼でも、夜でも、どんな状況だって構わない。ただ、目の前の君と向き合う。

 

 

 全国各地を飛び回りながら写真を撮っていく中で、最近よく思う。今、僕の目の前にいるこの人に、僕はこの先の人生であと何回逢うことができるだろう、と。

 終わりは突然にやってくるし、そんな経験は今までに何度もあった。心の片隅にいつもある「終わり」への一抹の不安や寂しさを、紛らわすように、思い起こさないように、祈るように、シャッターを切る。写真を残す。

 

 僕らの命が続く限り。

 

 

Jun.27, 2016

Model: Kei

 

JUGEMテーマ:ポートレート

forget-me-not

Date:2014/11/20
Model:Kei


JUGEMテーマ:写真日記
Believe in me, as I believe in you


Date:2015/03/23
Model:Kei

JUGEMテーマ:写真日記
うつくしいもの

たとえば、

3月の午後3時に君の部屋に差し込むやわらかな日の光
風に揺れるカーテン
無造作に脱ぎ捨てたワンピース
棚に並んだ香水の瓶
ページが茶色くなった文庫本
落ち着きなく駆け回る子猫
飲みかけの缶ビールについた赤いリップの跡
フレットの擦り減ったギター
時々光漏れするトイカメラ

呼吸をするたびに上下する君の胸
少し飛び出した鎖骨
意外にも逞しい腕
長い親指とうまく曲がらない小指
ひんやりとした手のひら
ファンデーションで隠しきれないそばかす
塞がったピアスの穴
顔にかかる洗いざらしの髪
その奥から僕を見つめる真っ直ぐな瞳

そういうものを
僕はうつくしいと思う



Model:Kei
JUGEMテーマ:写真日記
【写真展告知】REAL PORTRAIT NAGOYA 2014に出展しています

 正式な告知がすっかり遅れてしまいましたが、12月23日より名古屋・市民ギャラリー矢田で開催中の合同写真展「REAL PORTRAIT NAGOYA 2014」(通称リアポ)に出展させていただいております。

 僕の展示場所は市民ギャラリーの「第7展示室」で、新作・未公開作8点を含む計10点(被写体10名)の作品を展示しています。普段ブログやSNSにはなかなか投稿できない、写真展でしか観ることのできない写真を中心に展示していますので、是非ご来場くださいませ。

 今後の僕の在廊予定ですが、12月27日(土)、28日(日)の、両日とも午後の時間帯に会場にいる予定です。違うフロアや違う展示室にいることもあるかと思いますので、ご用の際はメールやSNSのメッセージ等でお知らせください。

 出展者総勢100人以上の人物写真専門の写真展は、国内に他に例がないと思います。特に、特別招待作家の作品のクオリティには度肝を抜かれます。本当に素晴らしいです。遠方からでも見に来る価値があります。是非、皆さん自身の目で見届けてください。

 では週末、名古屋でお待ちしています。
 皆様にお逢いできるのを楽しみにしています◎


【REAL PORTRAIT NAGOYA 2014】
会期 2014年12月23日(火・祝)〜28日(日)
10時〜19時(最終日は17時まで)
会場 名古屋・市民ギャラリー矢田



Model:Kei
JUGEMテーマ:写真展
君のことを思い出すのは

 きっと、今日の夜が寒過ぎるからなのだろう。


Date:2014/11/20
Model:Kei
JUGEMテーマ:ポートレート
2014年11月20日
 先週、4泊5日の西日本撮影遠征をしてきた。とても充実した、密度の濃い5日間だった。被写体としてご協力いただいた皆様、お部屋や車や食事や寝床を提供してくださった皆様、遊んでくれた皆様、本当にありがとうございました。撮影した写真は今後、展示やZINEで発表していくので、どうぞお楽しみに。

 さて、今回の遠征の最大の目的は、熊本でケイに逢って撮影をすることだった。
 熊本空港に降り立つと、ケイが出迎えてくれた。この時、僕らは実は初対面。






 一番上の写真が、空港の駐車場での、正真正銘のファーストショットで、その後がそれに続くフィルムのスリーブの数コマのカット。
 なんというか、ケイと顔を合わせた瞬間から、これが初対面という感覚が不思議となかったんだよね。事前に電話やLINEで連絡を取り合ってことも大きいのだろうけど。素敵な出逢いというのはいつも、思いがけずやってくるのだ。

 そして出逢いの度にいつも僕は思う。
 僕を見つけてくれて、ありがとう。
 僕を選んでくれて、ありがとう。

 今、現像してスキャンした写真のデータを眺めながら、ケイとの撮影のことを思い出してみる。それはとても穏やかで優しい時間だった。素敵な時間を過ごすことができれば、素敵な写真は勝手についてくる、と僕は常々思っているけど、この日の撮影はまさにそんな時間だった。

 何かが大きく動き始めたような感覚。遠征が終わってからずっと感じている。



Date:2014/11/20
Model:Kei
JUGEMテーマ:旅写真