pale blue girlfriend

Kenji Kobayashi Official Photo Diary
大切な人との日々を写真に残したい。孤独と喪失の狭間で僕が見つけた、一筋の淡いヒカリ。
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The works “never fade away”, summer 2016

 

 

 

 


 37歳になった。

 もう若くはないのか、まだまだ若いのか、色々な考え方があると思うけど、僕は、自分らしい年齢だな、と思う。30代なんてあっという間だよ、と言われ、きっとすぐに40代を迎えるのだろうと覚悟していた。けれど、30歳を過ぎてから写真を始めて約5年半の間に起こったあまりにも沢山の出来事や、出逢いと別れの数々を思うと、むしろ時間の流れを遅いとすら感じる。40歳になるまであと3年もある。3年の間に僕はどれだけのことを成し遂げることができるだろうか。5年半前には想像もしなかった「今」がある。だから3年後の自分もきっと、今の僕の想像を超えているのだろう。そう思うと、楽しみで仕方ない。
 

 

 

 


 あまり夏らしいこともできなかったけど、4年ぶりに夏フェスに行った。サマソニ。人生5度目のRadioheadライヴ、そして人生2度目のCreep演奏に酔いしれた。90年代、僕の青春時代に大好きだったバンドの多くは解散してしまったけれど、Radioheadだけは現役だ。たぶん、一生好き。
 

 


 I need someoneシリーズに被写体として協力してくれた友人たちを集めて、ときどき吞みにいく。名付けて「さむわんの会」。東京はもちろん、名古屋や大阪でもやっていきたい。そしていつか写真集を出した暁には、でっかくパーティーでもしたいよね。

 

 

 

 

 


 いおりさんを撮影させていただきました。ちょっとした遠足気分でした。
 

 

 

 

 


 夏の終わりに名古屋へ行った。PHOTOJAM NAGOYAに出展していたイケダサトル君と吞み会を開いたら沢山の人が集まってくれた。サトル君もここでようやくブレイクしてたね。正直、10年遅いよ。笑 もっと早く世に出ていくべき写真作家だったと思う。何はともあれ、最強のライバルの復活を心から祝福したい。
 

 来年、イケダサトルと二人展をすると決めた。

 彼は、僕がどんなにあがいても絶対に撮ることのできない写真を撮っているから。

 

 

 

 


 大阪の天満でシンリちゃんと呑んだ。コイバナと世界平和の話で盛り上がった。笑

 

 

 

 

 

 


 名古屋で、ずっと逢いたかった女の子とようやく逢えた。嬉しくて夢中でシャッターを切った。アリサちゃんありがとう。また撮らせてね。
 

 

 


 never fade awayなどという大それたタイトルをつけているけど、要は普段から持ち歩いているコンパクトフィルムカメラで撮った写真を並べただけのシリーズだ。でも、いずれこのシリーズで展示もしたいし、写真集も作りたい。あ、もちろんI need someoneが先だけどね。笑
 

 写真家の作品とは、写真家の生きざまそのもの、だと思っている。
 

 

 

JUGEMテーマ:写真日記

The works “never fade away”, June-July, 2016

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:写真日記

The works “never fade away”, Apr.-May, 2016










































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The new works “never fade away”






















 新シリーズを始めることにした。
 もう少し正確に言うなら、“I need someone”とは別に最近撮っていた作品群に、タイトルを付けた、といった感じ。

 タイトルは“never fade away”。

 “I need someone”のような明確なコンセプトや条件があるわけではなく、コンペで賞を獲る、とか、写真集を刊行する、といった目標を決めているわけでもない。ただ、ある程度長い期間に亘って獲り続けることだけは決めている。少なくとも、3年。あるいは、もっと長くかかるかもしれないと思っている。

 これまで約2年半に亘り、純然たるポートレイト作品である“I need someone”を一貫して撮り続けてきた。傍から見れば一貫したコンセプトで制作を続けてきたように見えるであろうこの作品も、実は僕の中ではずっと暗中模索と試行錯誤の繰り返しで、最終的には、当初想定し得なかった新たなコンセプトを付与するに至った。いや、進もうとしているベクトル自体は変わっていないのだが、何を目指しているのか自分の中で消化しきれないまま撮り続けてきた作品が、本当は何を目指していたのか、2年半を経てようやく気づくことができた、ということだと思う。

 2年半の間に、写真活動でも私生活でも様々な出来事があった。そんな中で、写真を撮る、シャッターを切る、像を焼きつける、という行為に込められた自分の想いにも、少しずつ変化が生まれてきたことに気づいた。
 多くのものを失いながらここまで辿り着いた人生だったから、「かたちに残す」ということに対して、執着と言っても過言ではないほどの想いがあった。だからこそ、5年半前にギターをカメラに持ち替えて以来、写真を撮るという行為は、自分の生活の中にすんなりと溶け込み、決して欠くことのできないものになっていった。
 もうこれ以上何も失いたくない、と思う。それでも、掌で掬い上げた水が指の隙間から零れ落ちていくように、何かを手に入れては失い、誰かが現れては消えてゆく。

 シャッターを切りフィルムを巻き上げる音が、小さな悲鳴のように聞こえた。
 消えないで、
 もう、何処にも行かないで、と。

 いつしか僕はそんな風に、祈るように願うように、シャッターを切るようになった。
 “never fade away”は、そんな想いを込めて撮られた作品群となっていくだろう。

 5年前の震災がきっかけで、僕はフィルムカメラを手にして、人物を撮る活動を始めた。奇しくも今、熊本で大きな地震災害が発生している。大切な友人が住む思い出の地が被災している中、遠く離れた地で何もできないことが歯痒い。然るべきタイミングで自分も熊本のために何か行動に移すことを誓いつつ、今は祈る、願う。もうこれ以上、何も消えないで。



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